借金編⑤せどり
せどり、この言葉を知ったのは、やはり2019年頃だったと思う。
せどりとは、例えばリサイクルショップや家電量販店などで商品を購入し、Amazonやメルカリなどで転売することだ。
簡単にいうと、商品を安く仕入れ、高く売ること。
言うのは簡単だが、やるのはとても難しい。
当たり前である。
なぜなら、
もしもそんなことができる状態だと、小売店の店主が気付いたら、すぐにその価格を上方修正するからだ。(または、店主自らメルカリに出品するだろう)
そんな需給のバランスが見逃されている商品を見つける、いわば宝探しゲームがせどりだと思う。
最初は、地元の友達と一緒に近くの家電量販店やリサイクルショップを回ってみた。
数点、ネット販売の方が高く売れるものを見つけたが、労力分も補える程の利益が出そうなのは、家電量販店で見つけたHDDレコーダー1種類であった。
6台ほどあったが、1台で40,000円と高価だったことや、本当にネットで売れるのか半信半疑であったため、まずは1台購入することにした。
それがなんと、ものの1週間で60,000円で売れた。
これに味をしめた私たちは、また同商品を購入しようと家電量販店へ向かったが、もう売り切れていた。
また、他にも色々なショップを周ったが、目ぼしい商品はなく、私たちのせどり熱はすぐに冷めていった。
そんなある日、Youtubeで1人のせどらー(せどり師)を発見、後日対面形式のセミナーを開くと言う。
せどりの知識が習得したかったので、(しかも無料)早速予約し向かった。
セミナーは若者を中心に10〜15人集まっていた。
いつの間にか、内容は、せどりの講習プログラム販売会へと移行していた。
入会金は100万円ほどだったと思う。
すぐに帰ろうと思ったが、周りの真剣な眼差しに途中退室できなくなり、最後まで聞いてから帰ろう、と思った。
しかし、これが失敗であった。
話を聞いているうちに、次第に、このプログラムに身を任せれば楽にせどりで成功できるかもしれない、、、と
そして、講習が終わると次から次へと申し込み契約がその場で行われる。
最後に私含め数人残った。
今回の講演者である代表とコミュニケーションを交わし、皆その場の流れで契約することとなってしまった。
少し後悔したが、結局クーリングオフ期間中に返金を申し出るほどの後悔まで達せず、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後と時を経るにつれ、後悔が増していったのであった。
また、耳?目?を疑うと思うが、最終的な結果を発表する、、
私は極度のめんどくさがりなので、一切このせどりプログラムを利用することなく現在に至っている。
要するに、これが詐欺だったのか、本気のヤツだったのかすら分からずに終了したのだ。
(もはや、悔しすぎて、一切この話題に触れず、蓋をして生きていきたい念が強かった。)
これは、
いろぐろが、ADHDたがらとか、境界性知能だから、とかそんなレベルではなく、ただの金銭感覚がバグったどアホである証拠であろう。
これで金融機関社員なのだから尚更だ。(自分で言うな)
みなさん、お金は大切にしましょう!!
投資は、自分でしっかり調べて自己責任で!!
(全く説得力ない)
借金編④アンジェス株
アンジェス、この会社を知ったのはウルフ村田氏というインフルエンサーのツイートが始まりだった。
※ウルフ村田氏は株の投資家であり、時価総額やチャート形状、出来高や出資者など数々の情報を駆使し、この先ブチ上がりそうな銘柄を教えてくれる、とても有益なインフルエンサーである。
これも、確か2018.2019年あたりに投資を始めたのだが、同氏のツイートを見た瞬間、特に何も考えず買うことを決めたのであった。
(この頃のいろぐろは、めんどくさがり、金の亡者、凄い人を信じやすい、金銭感覚のネジが外れてる、というもはや病気の状態だったと思う。)
私は、すぐさま楽天証券に申し込み、数週間で開設は完了、30万円ほど金をブチ込んだ。
この時は大成功し、みるみる値段が釣り上がり、最終的に50万くらいになったと思う。
初めて自分の持っている「もの」が爆上がりしている状態を目の当たりにし、アドレナリン?がドバドバ出た感覚を今でも覚えている。
きっと、ギャンブル依存症の方がパチンコで大当たりしている時と同じ脳波が出ていたと思う。
(しかし、そんな状態ではホールドすることはできず、早い段階で売り抜けたため、1.5倍くらいで終わった。)
それからというもの、株に味をしめた私は、他の時価総額の低い銘柄(当たれば10倍とかになりやすいらしい)にも数々投資した(何も調べず)。
そして、コロナ禍が始まった2020.2021年ごろにはアンジェス株の値段がとても下がっていたので、そろそろ月足(長期のチャート)レベルでは、爆上がりのサイクルだろうと考え、多少買う時期をずらしながら、150万円分近くのアンジェス株を購入した。
(この頃、アンジェスは大阪府?大阪市?や大阪大などと連携して、コロナ薬を開発している、という材料があり、私はなぜか100%成功すると信じ、株は過去最高値をゆうに超えると考えていた)。
結果、アンジェスはまさかのコロナ薬の開発を断念、株価は見たこともない低価格になった。
絶望感。
そんな状態では損切りもできず、今ではアンジェス株だけで100万円超の含み損(株価は5分の1以下)。
その他の銘柄も購入額は少ないものの全て50%以上の含み損である。
いつか、爆上がりすることを信じて、、、
※上場廃止(価値ゼロ)になる可能性ももちろんある笑
そして、
いつか人生逆転したら、時価総額の高い安定した高配当株を長期ホールドし、配当金だけで暮らしたい、という夢もできた。
(今回学んだこと→素人が、時価総額の低いジェットコースターみたいなギャンブル銘柄に手を出すのはやめましょう。。。)
しっかり学習していて偉い←
そして、もう一つ学んだこと、
夢を見るのは無料。
そして、最高の暇つぶしである。
借金編③ビットコイン
おそらく私はADHDである。
借金1,000万円、年収約600万円、実家住み、であれば、まずは浪費を抑え、死に物狂いで返済していくのが当たり前の発想である。
しかし、、、
私は、スケベ根性を捨てられなかった。いや、今も捨てられていないかもしれない。
私は借金まみれの中、金を楽に増やしたいというスケベ心から、数々の投資に手を出してしまったのである。
しかも、良く調べもせず。
調べるのがめんどくさかった、というのが正解な表現かもしれない。
それにも関わらず、簡単に儲けたい、という気持ちを捨てきれず、インフルエンサーの話術や甘い勧誘に乗り、数々の投資(自分のやり方ではギャンブル)に手を出してしまったのである。
これから3回に分け、いろぐろの主な失敗談(ビットコイン、アンジェス株、せどり投資)をご紹介していく。
※真似しないでくださいね
※反面教師ということで
○ビットコインFX
当時は、2017.2018年の仮想通貨バブルが弾けた後の下落相場が続いている時だった。
KAZMAX氏という、天才的なテクニカルトレーダー(チャート分析をもとに売買する投資家)がこの下落相場を的中させ、仮想通貨界隈に彗星のこどく現れた時であった。
※ちなみに、同氏は私の仮想通貨投資のきっかけとなった方であるが、これから話す失敗談は彼とは全く関係なく、現在でも色々な相場を当てる天才的インフルエンサーとして活躍されている、凄腕のテクニカルトレーダーである。
私はまず、日本の取引所、ビットフライヤー、コインチェックを、次にバイナンス、ビットメックスの口座を開設した。
まずは、50万円(返済で減った借入枠からキャッシングした)を投入し、初めての仮想通貨投資を開始した。これが2019年頃だったと思う。
確か、当時は1BTC100〜50万円くらいの時で、今思えばこのとき、全額現物BTCを買ってガチホしとけばよかったのに、とも思うが、しっかり全てビットコインFXでスってしまった。。。
2017年のバブルの山がハンパない高さだったので、下落相場もハンパないだろうなーと考えて、私は更に、もっと底なしに下落していくと信じて疑わなかった。
そんな私は、全ての金をショート(価格が下がると儲かるほう)にかけており、その中でも、ビットメックスという海外取引所ではFXで最大レバレッジ100倍(今は無いと思われる)が可能な時代で、「やめとけ」という天使の囁きをフルシカトし、50倍ショート(完全なるギャンブル)にかけたのだった。
簡単に言うと、50万円の50倍の取引=2,500万円分を下がる方にかけたのだ。4%下落すると+100万円だが、2%上昇すると金は戻ってこない。
誰もが予想できる展開だが、数時間で退場(ロスカット=入金額分損したので強制的にポジションをカットさせられる)させられてしまった。
そう、金が、50万円が瞬時に溶けたのである。
笑うしかない。
また、KAZMAX氏の月3万円のオンラインサロンにも数ヶ月加入しており(借金地獄のヤツがバカか!というツッコミお待ちしております)、「レバレッジは低めの1〜3倍」、「ロスカットを入れて」など丁寧なアドバイスを頂いていたにもかかわらず、無視して一瞬のスケベ心により多額の金を瞬時にスってしまったのであった。
当時は、絶望というよりも虚無、という感情だったと思う。
多分、借金が多額過ぎ、スマホ画面の中の数十万の損失では痛みがわからないようになっていた、、、
完全に金銭感覚がバカになっていたと思う。
ちなみに、KAZMAX氏はガチの天才なので、今でもTwitterなどで動向をフォローさせていただいている。(金がないので、あれからほとんど仮想通貨に投資はしていないが)
またいつか、ビットコインで夢を見たい。人生逆転、、、
今度はFXなどせず、ぜったい現物ガチホで、、、
借金編②人生逆転ゲームのはじまり
○以前のいろぐろ
実は私は、元々根暗・陰キャラ・保守的な性格なので、27.28歳まで一度も借入をしたことがなかった。クレジットカードですら、どうしても必要な時以外は家にしまっていたほどだ。
(厳密には、たまに使うクレカとスマホの分割払いなど、無意識の借入が少々あった程度)
また、投資についても全く興味がなく、貯金が大好きで、50万円貯まったら出金して家にヘソクリしていくのが趣味であった。
○キャバクラ通い
こんな生活をぶち壊したのは、昭和の銀行の様なパワハラ上司によるストレスと、自分の貧弱なメンタルによる、現実逃避的なキャバクラ通いだった。
パワハラ上司が転勤してきてからというもの、毎日のように詰められる日々が続き、渉外係全体が朝から晩まで葬式の様な雰囲気に。(新人は2人連続で辞め、直接の被害がない一般職の若手女性すら、この雰囲気に耐えられず異動を申し出た者もいた)
このハンパではない高ストレスな職場に、次第に若手渉外係5人くらいは毎週金曜日飲みに行くのが定番になっていった。
愚痴を言い合い、時には数字の取れない同僚を慰めるため、皆んなで解決方法を考えたり、、、
だいたい深夜1時、2時まで飲むのが定番で、5,000〜10,000円かけてタクシーで帰っていた。(ドケチが発動し、記憶が朦朧とする中、3時間かけて歩いて家に帰ったこともあった)
少し早めに終電で帰れよ!と、土曜日の昼、二日酔いの中、いつも昨日の自分にツッコむのだが、1週間のストレスからか、気付いたら終電はなくなっているのだ。
そんなある日、いつもの様に同僚と飲んでいると、他で飲んでいた同期からキャバクラ行こう、との誘いが。
以前なら間違いなく断っていたが、とても酔っ払っており、テンションが上がっていた私はキャバクラに向かうことに。
これが、私の長い借金人生の第一歩だとは気が付かず、、、
既に、先輩の奢りや、地元の友達と3.4回程度はキャバクラに行ったことはあったが、大勢で、それもVIPルームを貸切、シャンパンを入れるのはこれが初めてであった。
記憶が曖昧だが、とても楽しく、強烈な刺激を感じたのを覚えている。
3〜4時間おり、会計は80万円くらい?だったはずだ。10人くらいいたので、1人10万弱の会計。
キャバクラに注ぎ込む金額は、それこそ人それぞれだが、今までキャバクラでドケチ飲み(1万円前後の支払い)しかしたことがなかった私にとっては、とても大金で驚いた。
しかし、それ以上に女の子たちからのチヤホヤや、「お金持ってる人」と見られることにとても優越感があり、一気に人生の財布の紐が緩んだ気がした。
童貞ではなかったが、キャバクラにハマってしまった要因は、上記の優越感が7割、ナンパの様に関係構築に神経を削らずとも、金さえ払えば美女にチヤホヤしてもらえる点が3割程であったと思う。
○1人キャバクラ、リサとの出会い
何度か、同期や先輩たち、地元の友達などと複数人でキャバクラ通いを続けていたが、頻繁に通い始めると、次第に一緒に行く人がいなくなった。
そして、二日酔いでいつも通り昼に目覚めたある日の土曜日、暇すぎて新宿に繰り出したのが、1人キャバクラの初日である。
ネットで良さげなところをいくつかピックアップし、1件目の某有名キャバクラ店に入店。少し緊張はあったものの、酒が入り、嬢と喋り始めるといつも通り楽しむことができるようになった。
そして、2人目の嬢の(仮名)リサがとてもタイプで、場内指名した。金髪に綺麗系な見た目で、口数は少なく、目の奥が常に冷静(冷めている)な感じの雰囲気が、より興味を湧き立たせる。
場内指名だとシャンパンを入れても嬢へのバックが少ないのを知っていたので、その日はシャンパンを入れず、5.6杯のレディースドリンクのみで、約2時間で退店した。その後、リサーチした他の店を回ったが、リサを思い出し、他店には集中できず終わる。
翌週土曜日、リサの出勤をLINEで確認し、本指名で入店。盛大にシャンパンを入れた。あの、強めかつ冷静なリサが笑顔になり、とても喜んでくれた。優越感とアドレナリンが爆発した。
アルマンドのグリーン。今まで見たこともないパッケージのシャンパンで、高そうとは思っていたが、会計が2時間で50〜60万円だった。
ここからは、もうネジが外れたようにお金を使いまくった。また、良い時計をした方が気を引けると思い、初めてローンで高級時計を購入した。
貯金はすぐに底をつきた。しかし、ここで金融機関勤務の私は、無駄に機転を効かせた。
1番手軽だが、最初からキャッシングをしてしまうと審査上、今後なかなか他から金を引っ張れないのでは、と考え、某大手銀行2社のフリーローンと、カードローンに500万円、300万円と同時に申し込んだ。初めての借入にも関わらず、意思が固く、一切躊躇はなかった。。。
結果は減額で300万円(5%)と、200万円(14.5%)で可決された。この時の私の年収は600万円前後であったため、この結果に満足(日本の法律では、年収額などに応じ借入可能額が変わる)し、それに続きクレジットカード新規作成と、既存のカードのキャッシング枠増額申請をした。
最終的に、300万円(大手銀行フリーローン)、200万円(大手銀行カードローン)、150万円(クレカキャッシング枠)、100万円(クレカショッピング枠)、50万円(クレカキャッシング枠)の、合計800万円を借入れていた。
(その後、親から100万円、友達から合計100万円借り、、、合計1,000万円に)
リサに出会って2ヶ月以上が過ぎた日…そんな借入金も底をつきた。
私は資金繰りが厳しくなり、ふと冷静になった。金がない。キャバクラにはもう行けない。
今後のことは何も考えないようにキャバクラに全振りしていた自分には、もう現実逃避先が無くなった。崖っぷち。
これがバレたら会社でもタダでは済まされない。やべえ。こんな感情に急に支配された。
涙は全く出ないが、急に過呼吸のような感じになり、ずっと実家の布団にくるまっていたのを覚えている。
そして、
断腸の思いで、リサの連絡先をブロックし削除した。
本当はもっとプライベートでももっと仲良くなりたい、なれるかも、、、などとスケベ心があったが、エゲツない借金のプレッシャーによりなんとか連絡先を削除できた。
(今考えると、ここが唯一の褒めポイント)
こうして、私の借金まみれ、借金返済人生がスタートしたのである。
絶対に借入地獄ということを会社内にバラさない(同期や同僚も含め)、
絶対に返済期日を守る(自分の個人信用情報を何がなんでも死守)、
金利の低いローンがないかアンテナ張る(借換したい)、
タクシーは絶対使わない、
1円でも落ちていたら即座に拾う(乞食)、
奢って貰う、、、
今日まで、ここに全力投球している。
たまに、ひもじい思いもするが、自分の蒔いたタネなので、仕方がない。
そして、開き直る。
オレは貧乏だ!金がない!と。
(メソメソしている時期も長かったが、生きるのであれば開き直るしかない)
いつか、人生逆転してやる。という目標も持った。
・金持ちの嫁と逆玉の輿
・なんか事業を成功させる
上記、怪しい匂いもぷんぷんだが、こうして、無事に私の借金との戦い、
そして、人生逆転への戦いの火蓋が切って落とされたのであった。
心のどこかで、自己破産や生活保護も考えていたが、、、
※このポンコツよりは自分の人生全然良いわ〜、マシだわ〜、こんな奴もいるんだなあ、などと思って、眺めていただけたら本望です。
○おまけ
・高かった買い物
時計=ロレックスのエクスプローラ1、
バッグ=セリーヌのラゲージ(リサへの貢物)、
セリーヌのポーチ(リサへの貢物)
まあ言わずもがな、消えた金の大部分はシャンパン代でした、、、
ちなみにリサには、いろぐろの職業=経営者と嘘をついていた。
今頃リサは何をしているんでしょうか。
そりゃキャバ嬢か。
結論、、、ウソは ダメ。ゼッタイ。
会社編①いろぐろの人生年表
ついに首都圏の某金融機関への就職が内定し、心を躍らせ「半沢直樹」を想像しながら入社を待ち侘びた大学四年生。
※ちなみに弊社希望理由は、「金融機関」というネームバリュー及び、遠くへの転勤がほとんど無い点、ノルマが無い点(実際にはバリバリある)などであった。
23歳、入社(内勤へ)
今となれば当たり前だが、入社前の説明会で感じた憧れの金融機関の雰囲気とは全く違う社風(昭和感)。そして、遊び続けた大学生活とのギャップに疲弊する。唯一、給料(手取り20万円弱)やボーナス(気持ち程度)はアルバイト時代から比べるととても増え、嬉しかったのを覚えている。
24歳、内勤から渉外係へ
地獄の人生の幕が開けた。
右も左も分からないまま渉外の世界に放り出される。最初の3ヶ月は忙しすぎて95%昼メシ食べれず。孤独と仕事の出来なさで、幼少期以来の男泣をしそうになることがしばしば。(手取り22万円)
課長や先輩などから強制的に飲みに誘われるようになる。
25歳、少し渉外にも慣れる
毎週のように飲みに行っていたせいか、先輩や上司ともうまくやれるようになる。そして、いつのまにか、こちら側から飲み会を欲するように。2年目が終わってみれば、意識していなかったが営業成績100位前後(渉外数百人中)に入り、少しずつ仕事のやる気も出始める。(手取り23万円)
26歳、初の表彰
3年目にして営業成績9位表彰。一気に自信が湧く。また、同じ支店の1人のデキる先輩(同2位)から認められる(今後アニキと呼ぶ)。アニキに憧れ、背中を追う。(手取り24万円)
27歳、環境変化
支店長、課長、アニキなど数々の人々が部署異動。人生一のパワハラ地獄の環境となる。営業成績は19位。(この頃から究極のストレスでキャバクラ通いが始まる)(手取り26万円)
28歳、地獄の日々
相変わらずのパワハラ環境。毎日鬱で眠れない日々。課長の叱責の夢を見て起きることもしばしば。土日も仕事のことが頭から離れなくなる。本気で内部通報や転職や休職を考える。必死にくらいつき、営業成績は10位表彰。(かたや借金地獄で会社を辞めることは実質不可能になる)(手取り26万円)
※人生で初めて自殺が頭をよぎったこともあるくらいしんどい経験であった
29歳、異動
パワハラ上司たちの異動の後、自分自身も初の転勤となる。人生で1番最高の職場環境に。初めて仕事が楽しいと思えるようになる。営業成績は8位表彰。(キャバクラ通いもやめ、借金の返済計画が自分の中で固まりはじめる)(手取り28万円)
30歳、コロナ禍
コロナ特需のようなことが巻き起こり、仕事が人生一忙しくなる。営業成績は5位表彰(自分史上最高成績)。その頃、某国への赴任者募集が目に留まり、応募する。
(いつの日からか、保守的であった性格が楽しそうなことがあるととりあえず飛び込む性格へと変わっていた)(手取り28万円)
31歳、某国へ
奇跡の某国への海外赴任者に選ばれる。本部勤務を経て赴任。ワード・エクセル・パワーポイントをはじめ、パソコンメールすらほとんど使ったことがない初心者が内勤に。渉外係の時のような怒号が飛ぶことはないが、詰められる日々。180度違うストレスを感じる。
(渉外係の時は成績を残し、会社内に名前を轟かせていたため、少なからず周りから崇められ、少しプライドもできテング状態になっていた。しかし、転勤後の本部ではアラサーのお荷物社員のような扱いとなる。シンドイ)(手取り30万円)
32歳、某国生活←イマココ
某国関係機関や本部からの詰めによる板挟み。ストレスピークでプライベートは引きこもり生活。ピーク時は、夜何度も起きてしう病が再発。病院に行くことを真剣に検討も、耐える(耐えるな)。しかし任期が近づき、こちらも怖いものがなくなり、なんとなく開き直る。(手取り30万円)
○補足
自分で言うのもなんだが、渉外時代には同期でも1.2を争う成績を収めていた。
成績主義の会社なので出世も早いかと思いきや、何故か現在の人事部長のジジイから嫌われているらしく(人伝いで聞いた)、現在では同期(100名弱)で下位25%程の位置までいつのまにか落ぶれ、後輩にも追い越される日々。
ちなみに、役職がつく手前(29歳頃)までは、上位5.6人の同期と一緒に最速でポジションが上がったが、役職者へと上がるステージから私だけ微動だにしなくなる(この少し前に人事部長が現在のジジイになった)。
・今も同期トップで出世してたら月収5万円は違っただろうなあ〜。やはり運のない人生。だが俺っぽい。
○いろぐろの一言
余談だが、現在の海外部署にもお局クソババア(60歳くらいの独身)がいる。思春期の少女バリに浮き沈みが激しく(たぶん更年期)、突如LINEでぶりぶりのスタンプを送ってきたと思ったら、電話でブチ切れ(どうでも良いこと)、プレッシャーをかけてきたり詰めてきたりする。多分、本部でやることがないんだと思われる(要するにヒマ人)。
極め付けは、「海外大変だよね、愚痴こぼせる人もあんまりいないと思うから、私で良ければ話聞くよ?」とか夜中にLINEがきたこともあった(震えた)。お前のそれがストレスDETH!
うんこ会社うんこ会社うんこ会社…
借金編①いろぐろの人生年表
大学時代、最高貯金額30万円
23歳、就職。人生初の貯金100万超
26歳、貯金500万超(私の全盛期)
27歳、散財により貯金200万に減少
(会社のストレスによりキャバクラ通い)
28歳、借金800万円
(時計購入と、キャバクラによりほぼ破産)
手取り27万ほどにも関わらず背伸びしすぎて、キャバクラで最高一晩100万以上使ったことも。その後、金欲しさにビットコインになけなしの金30万円投入も、レバレッジ50倍の取引で溶かす。
※いろぐろは金融機関勤務であり、多重債務がバレることは御法度。なんとか借換や長期化を模索し、誰にもバレずやり過ごす。ストレス極限期。
29歳、借金1,000万円(私の絶望期)
返済厳しすぎ、親などに200万借りる(親には借金があるとは言えず、良い株の情報を仕入れたと嘘つき投資名目で預かり、返済に充てる)。ここで、流石にキャバクラ通いやめる。ローン返済は月20万円(年利15%のものもあり、返済金の半分以上が利息)ずつの返済でやりくり。ドケチに。しかし、、、生活費すらないのに、この頃から某氏の推す製薬ベンチャー「アンジェス」株へ楽に儲けたい一心で手を出す。(なけなしの金を「10倍になって帰ってこい」とブチこむ)
30歳、借金850万円
またも金稼ぎに興味がでて「せどり」の謎の集団に加入。100万円ほど失う(どアホ)。ちなみに、以前買った某高級時計は既に売却し(購入額の半分程度で)、返済金に充当済み。
31歳、借金600万円
この頃、親などから借りた200万の返済を完了する(株が少し儲かったと嘘つき、少し金額を上乗せして返した)。だいぶ気が楽に。しかし、アンジェスのコロナ薬研究が頓挫、株価超絶下落もしっかりホールド。
32歳、借金350万円←いまここ
返済金の内訳は、利息分が減り元金返済額が増える。また、多少昇給(手取り30万ほどに)もしており、みるみる借金減少。少しずつ借金を減らすのが楽しくなってくる。しかし、アンジェス株の含み損は遂に100万を超える。
※いろぐろは、いまだに「アンジェス株、突然の急騰」というニュースが出ることを信じている
(危ないので仕手株?的なものに手を出すのはやめましょう。。。)
→今後
とりあえず、借金返済に全振りしていく所存。アンジェス株再起を祈り続ける。最近、ビットコインにもまた興味。(やめとけ。という天の声がこだまする日々)