借金編⑦生活の変化
今回は、いろぐろの借金生活が始まってから、それまでの生活と変わったことなどを中心に記載していく。
・土日など休みの日には、1人で散歩。
借金をしてからというもの、誰かと遊ぶとお金がかかるので、自分からはほとんど誘わなくなった。
誘うとしたら私の借金を知っている仲の良い友人くらい。
そして、居酒屋ではなく、公園やコンビニでタムロする感じを許容してくれる人のみ。(中高生か。)
ほとんどの場合は誰も誘わず、ぷら〜と地元の街や河川敷、時には繁華街まで行き、無駄にウロウロして人間観察を行なった。
家にいるとメンタルがもたないのである。
時には、ストロング缶を3.4本1人で歩きながらのみ、泥酔して終電を逃したこともある。
ホームレスの方に親近感を抱いたことも良くあった。(将来の俺だー!と)
いつか別で書くが、街に多く繰り出していた分、無料で女性と仲良くなれることもしばしばあった。
・給料日に多額の出金、必ず記帳
借金をするまでは、必要になったら金を下ろす、そして、記帳などほとんどしない生活であった。
しかし、借金を背負ってからは、絶対に期日までに金を入金するという信念の下、必死に資金繰りを調整した。
もし期日に間に合わないと、自分の信用情報に傷がつく。
そして、一度遅れると、もういいやーと、開き直ってしまうかもしれない、こんな心配があった。
そして給料日には現金を出金し、各銀行の口座へ当月分の引き落とし額を入金、記帳する。
これがいつしか毎月のルーティンとなった。
そして、融資額が減っていくのがだんだんと自分の楽しみにもなっていった。
・道と自販機を注視する
街に一円でも持ちていると拾う。
そして、視界にお金が入ると即座に反応できるようになった。
特に自販機は10円と50円がよく入っている。
池袋で1,000円拾った時はテンション爆上がりした。
500円だと思ったら、パチスロのコインだった時はテンション爆下がりした。
みなさんお金は大切に。(お前が言うな)
・なるべく飲み会に誘われないよう、気配を消す
金がかかりそうな飲み会や、つまらん上司との飲み会には絶対に参加したくないので、気配を消して帰る。
もしどうしても参加しなくてはならない場合、上司に多く払わせるよう、アピールをした。
・タクシーを使わない
いろぐろは良く泥酔し終電を逃すのだが、絶対にタクシーを使わない。
なぜなら高いから。
歩いて帰る。
(遠い場合はそこらへんで寝る)
ホームや公園で一晩過ごしたこともしばしば。
可能な時は先輩のタクシーに乗り、家までのタクシー代をせびっていた。
・財布にはSuicaと1,000円くらいのみ
浪費を絶対に削らなくてはいけないので、夏場の水以外は一切金を使わないように、財布には常に最小限の金のみしか入っていない。
ある時、上司にお遣いを頼まれた際、私はお金1,000円しか持ってません、と言ってシバかれだことがある。
社会人なら最低30,000円は入れとけ!と。
それでも、ないものはないので、それを貫き通した。
・財形貯蓄、退職金積立はやらない
入社時にやらされていた財形貯蓄はすぐに解約した。
しかも、退職金も前払いで受け取っている。
男性社員はほとんど入っているらしく、良く上司からガミガミ言われた。
それでも、今の資金繰りが厳しんだもの。
仕方がない。
・投資情報にアンテナを張り巡らせる
簡単に稼げる投資情報がないか、常にYoutubeなどで情報収集。
これは、あまりうまく行ったことがない。
簡単に稼ごうとすると失敗する。
・時間を消費する
借金を最速で減らしたいが、結局自分の給料額が返済の限界値である。
したがって、時が早く過ぎれば毎月の給料日が早くきて、借金地獄の苦痛から解放される。
という思考になった。
今しかできないことがあるんだろうな〜と思いつつも、この苦痛を早く終わらせたいがために、人生=暇つぶし、のような思考回路となってしまっている。
例えばYoutube沈没や深酒、昼寝などが私にとっては代表例である。